北九州市のプロスポーツチーム等が児童養護施設を慰問

2023年1月14日(土)にギラヴァンツ北九州、ボルクバレット北九州、北九州下関フェニックス、九州プロレスの選手・スタッフ、マスコットキャラクターが児童養護施設・門司ヶ関学園を慰問しました。

これまでこの取り組みはギラヴァンツ北九州と九州プロレスの2団体で行われていましたが、今回はギラヴァンツ北九州の発案により、2022年10月に発足した「北九州市プロスポーツチーム等連絡会議」の構成団体であるボルクバレット北九州、北九州下関フェニックスを加えて実施されました。

この日は、ギラヴァンツ北九州から“のん”コーチと“げん”コーチが、ボルクバレット北九州から高橋 健選手、小林 謙太選手、齋藤 遼汰選手、マスコットキャラクターのバレ子、北九州下関フェニックスからは中村 道大郎選手と大河選手、そして九州プロレスからは2022年8月にデビューした一寸 蒼天(いっすん そら)選手が参加しました。

各チームは、約50名の子どもを前に自己紹介をした後にパフォーマンスを披露しました。

ギラヴァンツ北九州の2人のコーチは交互にヘディング。30回を目標にしたものの2回連続で27回で終了。子どもたちから声援が飛んでいました。

ボルクバレット北九州はチームに対するクイズ大会を行いました。小林 謙太選手の軽快なトークに湧く子どもたち。みんなボルク=(ロシア語で)狼、バレット=弾丸と覚えたことでしょう。

その後、キーパー(ゴレイロ)を務める齋藤 遼汰選手がキャッチングを披露。どんなボールも両手でキャッチする齋藤選手の姿に、子どもたちからはどよめきも。

単身参戦の一寸 蒼天選手。158cmの体が大きく見えました。名門・東福岡高校柔道部出身です。

スクワットを披露したあとは、子どもたちに筋肉を触ってもらっていました。体の厚みに驚く子どもたち。

そして北九州下関フェニックスは中村 道大郎選手と大河選手がキャッチボールを披露。内野手同士らしいクイックスローに子どもたちだけでなく職員さんも目を奪われていました。

大河選手はバッティングも披露。「高校時代に甲子園で2本ホームランを打ちました」との紹介には会場内がざわつきました。

最後に各チームから子どもたちにプレゼントが送られました。九州プロレス、ボルクバレット北九州はじゃんけん大会を実施。この日一番の盛り上がりを見せました。

子どもたちの代表からの「ふだん見ることのできないプロの方のパフォーマンスは見ていて楽しかったです。これからもお仕事頑張ってください」というお礼のあいさつで、慰問が終了。子どもたちの笑顔が絶えない1時間でした。

フォトギャラリー

北九州下関フェニックスがプレゼントしたフェイスタオルにサインする大河選手(左)と中村選手。中村選手は最後に子どもたちと屋外でキャッチボールをしていました。

プレゼント用の「九州プロレス14周年誌」を紹介する一寸選手。

会の進行を務めたボルクバレット北九州の小林選手。トーク力は玄人はだし。

華麗な足技を披露するギラヴァンツ北九州サッカースクールの“げん”コーチ。

子どもたちから人気の高かったボルクバレット北九州のマスコット・バレ子。この日の一番人気でした。

取材後記

ボルクバレット北九州の小林選手の軽快な進行もあり、非常に和やかで楽しい雰囲気の1時間でした。プロのパフォーマンスを間近に見る機会というのは、とても貴重な経験です。子どもたちが、今度は会場で試合を見ることができるといいなと思います。

気づけば、北九州にも複数のプロスポーツチームが存在しています。昨年発足の「北九州市プロスポーツチーム等連絡会議」で行政含めた連携が取れるというのはとても良いことだと思います。それぞれのチームのファンを相互に試合に送客できる仕掛けがあればさらに面白くなりそう。個人的には4チーム一緒になった選手名鑑がほしいです。(活動時期の違いで揃えるのが難しければそれぞれのチームごとに作って、バインダーで閉じられるようにするとか)