インタビュー企画「KITAQ Style 1000 Project ~北九州市の“人”をもっと知る~」

【やっぱりおいしい北九州】gomaiwa(八幡東区)

食を通して北九州市の良さを伝える書籍「おいしい北九州」の著者、東 恭子さんが新たに開拓した飲食店を紹介する企画【やっぱりおいしい北九州】。北九州市内の“おいしい”飲食店を素敵な記事と写真で紹介します!!

八幡東区の中央町商店街入り口にある、ガラス張りと黒を基調にした外観が目を引く新しい建物。21年8月の終わりにオープンした北九州銀行八幡中央支店である。銀行とは思えないスタイリッシュな建物だが、その一角にあるのがサンドイッチショップ「gomaiwa」だ。

店長の五間岩純さんは、五間岩さんの父が営んでいた「ゴマイワ製パン」でパン作りを学んだ。ヨーロピアン、ハード系のパンに力をいれ、自分なりの店をやってみたいという思いからパン工場を閉じたのち、6年前に開いたのが「Bakery Tender」。八幡東区上本町の住宅地にある隠れ家的な店として人気のベーカリーだ。その2号店が「gomaiwa」。

老朽化に伴う新店舗への建て替えにあたり、「従来とは違う店舗を作りたい」という北九州銀行中央支店が計画したのが異業種とのコラボレーション。縁あってタッグを組むことになったのが五間岩さんである。
新店舗名を「gomaiwa」に、メインの商品をサンドイッチに決めたのは「父に対するリスペクトの思い」から。
かつて、パン卸の工場長を務めていた五間岩さんの父が神戸に研修に行った際、北九州に持ち帰って来たのがサンドイッチだった。これが九州全体に広がったとされ、いわば五間岩さんの父は〝九州のサンドイッチの祖“ともいうべき存在なのだ。
地域の人に親しまれてきたゴマイワ製パンと、父の作ったサンドイッチを受け継ぐ店。「gomaiwa」は五間岩さんから父へのメッセージとも言えるだろう。

gomaiwaのサンドイッチのポイントは「中の具材に合わせてパンを変えている」こと。地元野菜やその時の旬の素材を使った具材をどのパンでサンドするか。また、同じ具材でも違うパンを使えば異なった味や食感に仕上がる。そこに見た目から感じる美味しさもプラスされたのがgomaiwaのサンドイッチだ。不定期でBakery Tenderの商品を取り扱っている日もある。

「中央町はこれからもっと面白くなっていくと思います」と話す五間岩さん。
製鉄所の縮小にともない、かつてのにぎわいが失われたと言われるまちだが、この春スペースワールド跡地にTHE OUTLETS KITAKYUSHUが開業したことを地域活性化の追い風にしようという動きも活発だ。実際中央町商店街と周辺には新しい店舗が増えた。
五間岩さんも、屋外でありながらアーケードがあるため天候に左右されにくいという利点を生かし、商店街でのイベント開催に力を入れたいという。昨年商店街で開催されたパンのイベントは、予想を大幅に超える来客者でにぎわった。

また、銀行営業のない土曜日の店舗はフリースペースとして利用可能。ワークショップなども開催されており、まちの人たちの交流の場としても活用され、地域貢献の一役を担っている。

実は黒をメインにした特徴ある店の外観デザインも五間岩さんが手がけているそうだ。「鉄の町」という重厚感からイメージした黒。そして北九州銀行が属する山口フィナンシャルグループ本社ビルの外観も黒という繋がりを踏まえた上でデザインしたという。スタイリッシュさと地域や歴史、縁を大切にするという思いを同時に表現することは可能であることを示してくれる店である。

主なメニュー(価格は税込み)

・季節のフルーツサンド(各種) 300円~
・パンにこだわったサンドイッチ(各種) 250円~

営業時間

9:00~17:00 

定休日

日曜

アクセス

住所:北九州市八幡東区中央2丁目17-12

TEL:093-616-6005

公式SNS

gomaiwa 公式Instagram

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