[ボルクバレット北九州]フットサルの本場スペインからの使者 ウーゴ・サンチェス選手ホーム戦初出場

北九州の食と街PR本「おいしい北九州」の著者・東恭子さん(@azoofc)による不定期連載・第4回。前回に引き続き、北九州市に本拠を置くフットサルのプロチーム・ボルクバレット北九州の試合の観戦レポートをお届けします。東さん、北九州のもうひとつのフットボール沼へすっかりはまってしまった模様。(2018.10.7 トルエーラ柏戦)

10/7(日)ボルクバレット北九州のホームゲームが嘉穂総合体育館で行われた。 今節がシーズン折り返しとなり、対戦相手は開幕戦にアウェーで快勝した相手、トルエーラ柏。

先日大々的にボルクバレット北九州への加入が発表された、昨シーズンまでスペイン1部リーグのクラブで活躍していた実力者、ウーゴ・サンチェス選手のホームゲーム初出場となったこの日。小学生の無料招待や、ウーゴ選手のサイン入りグッズが当たる「ボルくじ」、グッズ売り場では限定のウーゴモデルTシャツの販売等といった内容の「Welcome ウーゴ & ファン感謝Day」が開催され、ウーゴ選手の歓迎ムードを高めていた。観客席側には、この日も応援リードに駆け付けたギラヴァンツ北九州サポーター団体「KITAKYU NERDS」によるウーゴ選手歓迎幕の掲出も。

ボールにサインをする新加入のウーゴ・サンチェス選手
ウーゴ・サンチェス選手を歓迎する応援幕

前半から圧倒的な攻めを見せる北九州だったが、少ないチャンスを生かした柏が先制。前半終了間際に米村尚也選手がゴールを奪い、1-1で折り返す。引き続き後半も北九州が押す展開となったが、セットプレーから柏が追加点。

ゴールを決め喜ぶ米村尚也選手

北九州はパワープレイに入るも、パワープレイ返しで更に柏に得点を許す結果に。それでも終了間際、小林謙太選手のシュート気味のボールを安嶋健至選手が決め、1点を返す。 シュート数44本と柏の14本を大幅に上回る好機を作りながら、セットプレーやカウンターで効率よく得点した柏に軍配が上がる結果となり、ウーゴ選手加入後初のホームゲームを白星で飾ることが出来なかった北九州。試合終了後の選手達は悔しさをにじませていた。 第8節終了時点で4勝4敗。うちアウェー3勝、ホーム1勝。

2点目を決めた安嶋健至選手
新加入・ウーゴ選手の軽快なプレー

ホームでなかなか勝てていない事が課題とも言えるが、残り6試合、ホームで勝ち越せば、これまでのアウェーでの強さに加えて更に順位を上げることが出来るだろう。 そしてウーゴ選手の加入によってもたらせれる変化というのは、この一試合だけでは見えない部分の方がはるかに多い。「北九州から九州の、日本のフットサルシーンを盛り上げていく」という大きなプロジェクトに向かって、ボルクバレット北九州の挑戦はまだ始まったばかりだ。

次節の試合

10/21(日)14:00 ボルクバレット北九州対広島エフ・ドゥ(アクシオン福岡)

初の福岡市内開催となる試合。福岡県にはプロフットサルチームがあるということを是非アピールして来て欲しい。

ボルクバレット北九州公式ホームページ