
守備位置:投手
生年月日:1999/7/19
身長体重:176cm/80kg
右投げ右打ち
福岡県出身
南筑高校ー至誠館大学
荒巻千尋選手インタビュー
(インタビュー:2026年3月)
──在籍5シーズン目、そして選手兼ピッチングコーチ2年目を迎えます。昨シーズンを振り返っていかがでしたか?
荒巻選手:選手としては、今までにないプレッシャーを感じたシーズンでした。コーチになって考えることが増えた分、自分のことを考えすぎてしまって、今まで普通にできていたことが少しぎこちなくなる場面もありました。また、サラマンダーズに研究されているという感覚もあり、これまで打ち取れていた球が通用しにくくなってきているとも感じていました。コーチとしては初めてだったこともあり、正直まったくうまくできませんでした。選手としてのことを考えながらコーチとしてブルペンを見るのはなかなか難しく、迷った結果、平間監督に頼りすぎてしまっていた部分がありました。ただ、シーズン終盤に大きな気づきを得てからは、もっと楽に自分を出せるようになっていったので、今年はその感覚をシーズンを通して発揮していきたいです。
──開幕2連戦に登板しましたが、振り返っていかがでしたか?
荒巻選手:最初にしては悪くなかったかなという感じです。以前は自分の球の力で打ち取れる場面が多かったのですが、そこに頼りすぎてはいけないと気づきました。内容自体は悪くないものの、1球の出し入れや球種の選択といった細かい部分をもっと詰めていかないといけないと思いました。そこに気づけたという意味ではいい登板で、今後に生きると思っています。チーム全体としては投手陣が安定していましたし、あとはもう少し打線が援護できればというところですね。
──今年のフェニックスの投手陣についてコーチとしての印象を聞かせてください。
荒巻選手:正直、起用に悩むくらいみんないい状態ですね。全員がしっかり投げられていて、しかも全員が「投げたい」という気持ちを持っています。だからこそ、どこでどう起用するかという嬉しい悩みがあります。抑えとしては谷岡選手に期待していて、球のすごさは見ていて別格ですし、オフシーズンに去年の反省をしっかり修正してきているので、ワクワクしています。吉田選手や上田選手も今年すぐにでもNPBに行けるんじゃないかというポテンシャルを感じていますし、高卒で入団した小川選手も、1〜2年かけて伸びてくれれば大きな戦力になると思っています。去年と違って危ないと思ったらすぐに継投できる陣容が整っているので、ピッチングコーチとしてはその分の判断がしやすくなりました。
──5シーズン目として、チームの中での役割はどう変わってきていますか?
荒巻選手:今まで自分より上の選手がたくさんいる環境でやってきましたが、今は下の選手の方が増えてきて、自分が引っ張っていく立場になってきていると感じています。去年はその変化に少し戸惑い、考えすぎてしまう部分がありました。ただ結局は、自分がやってきたことを自信を持ってやり続けるのが一番大事です。その姿を若い選手に見せていくことが自分の役割だと思っていますし、先発陣では西垣選手と自分が長く投げることで後ろの選手たちが生きてくる形を作っていきたいです。
──今シーズンの個人目標を教えてください。
荒巻選手:フィジカル面には今まで以上に取り組んできており、球速をもう一段階上げたいと思っています。今は最速145キロで、それ以上を目指しているところです。球速が上がったうえでタイトルがついてくれば最高ですね。チームとしてはリーグ優勝してグランドチャンピオンシップで日本一を取ることが目標で、グランドチャンピオンシップを知っている選手として、もう一度あの舞台に行きたいという気持ちは誰よりも強いです。
──最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。
荒巻選手:昨シーズンは不甲斐ない結果になってしまいましたが、その反省を生かして今年は必ず優勝してグランドチャンピオンシップに行き、日本一を取ります。今年も応援よろしくお願いします。

