
【明治安田J3リーグ 第23節 ギラヴァンツ北九州0-1奈良クラブ(2025年8月16日)】
8月16日(土)、ミクニワールドスタジアム北九州でJ3リーグ第23節、ギラヴァンツ北九州対奈良クラブの一戦が行われた。この日は真夏の大一番「ギラヴァンツサマーフェスティバル」として開催され、クラブ最多となる15,242人が観客席を埋め尽くした。試合は惜しくも0-1で敗れたが、勝利を目指して最後まで全力を尽くした選手たちに、熱い声援が送られた。
前半は互いに決め手を欠く展開となった。北九州は序盤から永井龍や樺山諒乃介が積極的にシュートを放つも、枠をとらえられなかった。一方、守備では辻岡佑真や長谷川光基、東廉太がラインを整えて相手の攻撃を防ぎ、奈良に決定的な場面を作らせなかった。シュート数は北九州が2本、奈良が1本と少なく、0-0のまま前半を折り返した。

後半は立ち上がりから、かつて北九州に在籍していた奈良の岡田優希に次々とシュートを浴びるも、守護神・田中悠也が好セーブで防ぎ、スタンドを大きく沸かせた。しかし15分、右サイドからのクロスに岡田優希が反応し、ゴール左下に流し込まれて先制を許した。
26分には永井と樺山に代えて高昇辰、渡邉颯太を投入。投入直後からシュートを狙い、攻撃に勢いを加えた。終盤には高橋大悟のコーナーキックを中心に再三チャンスを作り、観客席も声援を送ったが、奈良の守備陣を崩せないまま試合終了を迎えた。

この日の敗戦で、順位は7位と変わらなかったものの、6位奈良との勝ち点差は4に広がった。J2昇格プレーオフを見据え、負けられない戦いが続いていく。
