2025年1月19日(日)、第16回スポーツひのまるキッズ九州小学生柔道大会が北九州市立総合体育館で開催されました。
本大会は、全国21の府県および海外から800名以上の小学生柔道選手が参加。参加者数は過去最多を記録しました。
会場には選手とその家族、指導者を含め、2000人以上が集結。選手たちは日頃の練習の成果を発揮し、全力で試合に臨みました。
ひのまる柔道の特徴:勝敗以上に「マナー」を重視
「ひのまる柔道」の最大の特徴のひとつは、試合の勝敗だけでなく、マナーや礼儀も重要視されることです。大会では、試合前後の礼や振る舞い、試合中の態度などが評価され、各学年ごとに「マナー賞」が設けられています。
この大会の目的は、単なる勝敗を競うだけでなく、柔道を通じて子供たちに「礼節」「感謝」「努力の大切さ」を学ばせることにあります。
この日も、多くの選手たちが試合前後の礼儀をしっかりと守り、対戦相手や審判への敬意を示していました。
トップアスリートによる特別柔道教室
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大会の目玉の一つとして、パリオリンピック柔道女子48kg級金メダリストの角田夏実選手らによる特別柔道教室が開催されました。
子供たちは直接指導を受けながら、技のコツや試合での心構えについて学ぶ貴重な機会を得ました。
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親子の絆を深める「ひのまるキッズ」の理念
「ひのまるキッズ」大会は、親子で楽しみながら学ぶ機会を提供することも目的としています。そのため、会場内には親子で体験できるブースやワークショップ、記念撮影コーナーなどが設けられ、大会に参加するだけでなく、柔道を通じて親子の絆を深める場となっていました。
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試合終了後には、子どもたちが保護者とともに試合の振り返りをする姿が多く見られました。
九州の柔道界を盛り上げるひのまる柔道
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九州地区では、多くの柔道大会が開催されていますが、「ひのまる柔道」は勝敗だけでなく、人間的な成長を大切にする大会として特別な存在です。
今回の大会では、勝利を喜ぶ選手だけでなく、敗北から学び、悔しさをバネに成長しようとする子供たちの姿が印象的でした。
次回大会に向けて
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「スポーツひのまるキッズ柔道大会」は、全国各地で開催されており、今後も東北、関東、東海、近畿などでの開催が予定されています。
次回の九州大会も、多くの子供たちが参加し、柔道を通じた学びや成長の場として盛り上がることが期待されます。
今回の大会を通じて、多くの子どもたちが柔道の楽しさや大切な精神を学びました。次回大会では、さらに多くの参加者が新たな挑戦に臨み、柔道の魅力を実感できる場となることでしょう。