北九州で開催された日本選手権九州地区最終予選が閉幕 Honda熊本とKMGホールティングスが日本選手権に出場

9月20日(水)に開幕し、5日間にわたって開催された「第48回 社会人野球日本選手権大会 九州地区最終予選」が閉幕。昨日の第一代表決定戦で勝利したHonda熊本と、本日行われた第二代表決定戦で沖縄電力を破ったKMGホールディングス(福岡)が11月8日(水)から京セラドーム大阪で行われる「第48回 社会人野球日本選手権大会」への出場を決めました。

23日(土)に行われた第1代表決定戦では、Honda熊本が中盤にKMGホールディングスを逆転。そのままリードを保ち2大会連続の日本選手権出場を決めました。

片山雄貴(Honda熊本)

Honda熊本は1-2とリードを許して迎えた5回表に1番・山本卓弥(亜細亜大)の2ランで逆転に成功。続く6回に3連打などで5点を加え、8-2と大量リードを奪いました。勝利投手は、5回から登板した3番手・片山雄貴(駒澤大)。

山本卓弥(Honda熊本)
社会人野球の魅力の一つは「熱い応援」。Honda熊本は応援団が懸命に応援していました
都市対抗野球などでおなじみの「全開ホンダ」も披露
得点時にタオルを振るHonda熊本応援団

翌24日(日)はKMGホールディングスが沖縄電力と第2代表の座を争いました。

沖縄電力は初回、田場亮平(前原高)のタイムリーで先制します。

KMGホールディングスは3回に河野大朗(東海大)の2点タイムリーで逆転に成功すると、4回にも2点を加え4-1とリードを広げます。6回には中島巧喜(近大工学部)がこの日2本目のタイムリーで1点を追加しました。先発の木下里都(福岡大)が9回を投げ被安打7、失点は初回の1点のみと好投。日本選手権出場に大いに貢献しました。沖縄電力は2回以降も再三塁上をにぎわせましたが追加点を奪えずに日本選手権出場を逃しました。

中島巧喜(KMGホールディングス)

本大会の特色として、パンフレットやポスターなどクリエイティブに力を入れていたことが挙げられます。パンフレットには出場選手のインタビューが掲載され、ポスターには各企業の事業内容を想起させるキャッチコピーが添えられていました。

チームごとの大会ポスター

また23日(土)、24日(日)の2日間は球場外で「キッズフェスタ」を開催。開場前から行列ができるなど、大勢の親子連れでにぎわいました。

提供画像
ミニトレイン
段ボール迷路
出場各チームのユニフォームや仕事着を着ての記念撮影も可能でした
野球体験をサポートしたのは女子野球チーム・九州ハニーズ
大勢の子連れのお客さまでにぎわっていました。
取材後記

大会前の選手インタビューと20日(水)、23日(土)の試合を取材しました。

今回はクリエイティブに力を入れていたことに加え、外部でのPRにも積極的で、当メディアだけではなくInstagramを中心に展開する北九州の子育てメディアなども告知等で協力をしていました。(もちろんJR駅構内、車両内で本大会の広告を見ることは何度となくありました)

交通インフラとマスメディア、自前のSNSアカウントだけでは届きにくい層も多数ありますから、地域のメディアを活用するのはとても良い方法だと思います。(野球に限らず、です)

NPBや独立リーグと異なり社会人野球はトーナメント戦が大半ですので、常に「負けたら終わり」という緊張感にあふれたプレーを見ることができます。ハイレベルのしびれる野球の試合を見たい、という方は社会人野球の観戦をお勧めします。

第48回 社会人野球日本選手権大会 九州地区最終予選 特設ページ