北九州弁が通じない?!
みなさんは「北九州弁もとい方言を使用して伝わらなかった」ことや「北九州に移住したけど北九州弁が理解できなかった」ことなどはありますか?
私は大学入学のタイミングで北九州から千葉県に上京しました。
その千葉県の大学では関東圏から入学した学生が多く、ほとんどの人が共通語*を使っていました。
*ここでの共通語とは語尾が「〜でしょ、〜だよ」のような言葉を指します。
北九州弁を話す環境で20年近く過ごしていたため、北九州弁が伝わらないことがストレスでもありショックでした。
大学の食堂で、食事をして片付けるまでが早い友人を見て「なおすの早くない?」と言っても「治す?」と勘違いされて会話に齟齬が生まれるのです。
卒業研究から生まれたボードゲーム
周囲の人間が共通語を話す環境で3年近く過ごし、大学生活4年目に卒業研究としてこの問題を解決できるようなプロダクトを作ろう!と決めました。
ただ北九州弁を「教える」だけではダメ
ではなぜボードゲームの形にしたのか?
「北九州弁話者」と「それ以外の人」が対等な立場で北九州弁を知ることができるためです。
ボードゲーム以外の案として出たのはワークショップ形式で北九州弁を学ぶ、でした。このワークショップ形式の場合では北九州弁話者が「講師」それ以外の人が「生徒」として立場が振り分けられます。
生徒は北九州弁なんか知らなくても生きていけるため、参加するメリットが少ない上にモチベーションが保てません。
以上を踏まえて、フラットな立場で北九州弁が学べるような「ボードゲーム」を採用しました。
このボードゲームを多くの人に!
このプロジェクトは2021年4月から開始、同年12月に上画像のようにデザインを完成させ、2022年2月にクラウドファンディングを開始しました。
クラウドファンディングと聞くと胡散臭い商売に聞こえるかもしれません。しかし、こうして「いっちょもわからん」に興味を持っていただきここまで読んでいただけるあなたに届けたい一心で行っています。
私と同じ境遇に立っている北九州出身の方、北九州に移住したけれど北九州弁がコミュニケーションの障壁になっている方、ただただボードゲームが好きな方、など多くの方が楽しめるボードゲームになっています。
どうかみなさまのご支援をお願いいたします!
北九州弁のみならず、津軽弁や関西弁など他の方言でも作れる再現性のあるゲームだと考えています。
方言は違えど1つのボードゲームを使って同時に複数の方言を歩き渡れるような最終形態を目指しています。
拡散だけでもお願いいたします。
いっちょもわからんTwitter
https://twitter.com/hogendengongame
制作者
かいえだ
北九州市出身。千葉県の大学に入学。
「いっちょもわからん」の制作全般に関わる。
Twitter→https://twitter.com/k_eda_r