2022年4月23日(土)、24日(日)の2日間、北九州芸術劇場小劇場にて、福岡を拠点に活動する劇団「万能グローブ ガラパゴスダイナモス」が第29回公演「甘い手」を上演します。
2005年に旗揚げし、今年で17年目を迎える“ガラパ”ですが、意外にも北九州芸術劇場へは初登場となります。
九州の演劇人たちが短編作品で競い合う北九州芸術劇場オリジナル企画「劇トツ×20分」で 、昨年初出場にして見事優勝を果たしたことで今回の公演が実現しました。
北九州での初の公演に向け、同劇団では公式ホームページで「ガラパ小倉っ子計画」を展開しています。どの企画も見どころ満載ですが、中でも劇団員の皆さんが小倉の街中で公演のポスターやチラシを使って宣伝して回り、それをSNSで中継する「情宣王者決定戦」は参加者が楽しんでいることが読み手にも伝わってくるとても素晴らしい企画でした。
「情宣王者決定戦」について、同劇団の創設者の一人であり演出を務める川口 大樹さんは「演劇を見たことがない人にできるだけ見てもらいたいというのが劇団結成時からの理念です。僕らの演劇を届けられている範囲が“演劇好き”の人だけに収まってしまうのはもったいないので、街を巻き込んで面白いことをやろうと思って始めたのが『情宣王者決定戦』なんです」と話してくれました。今回、小倉の街でお店にポスターやチラシを置くことを断られたことはなかったそうです。
公演に向けて、同作品に出演する友田 宗大さんは「ガラパを北九州の人に愛してもらえるように、そして僕たちも北九州のことをもっと知ることができるように公演に向けてたくさんの企画を進めてきました。当日は一緒に楽しんでもらえたらと思います」と意気込みを見せました。
全編博多弁で贈る学園コメディ「甘い手」は、「万能グローブ ガラパゴスダイナモス」の代表作。新演出版として大きくブラッシュアップしたとのことなので期待度大ですね。
福岡、クツワダ高校は文化祭を一週間後に控え誰もが浮き足立っていた。ある教師はクラスの演目が被ったことを知り、急遽内容を変更すると大騒ぎ。サッカー部副部長は、ペットのウサギの容態が芳しくなく試合どころではない。こっそり先生と付き合っている生徒は、彼の元カノが同僚の先生だと知り不機嫌。自分のキャラに悩む教師、絶賛片思い中の男子生徒、伝説のチャーハンetc…
思惑は満遍なくこんがらがって、文化祭はぐいぐい近づいてくる!
2005年旗揚げ。一貫して「笑い」にこだわり、ワンシチュエーションコメディをはじめ、緻密な構成と大胆な展開のストーリーは、舞台関係者は勿論、世代を問わず演劇を観た事がない層にも高い評価を得ている。毎年ツアー公演を行い、各地で前売り券が完売するなど、その人気は福岡にとどまらない。 近年ではSFの要素をミックスしたり、博多弁を使用したりと新たなスタイルの模索にも余念が無い。2020年、劇団結成15周年で、一ヶ月ロングランを敢行。2021年、北九州芸術劇場にて開催された九州の演劇人たちによる“演劇バトル”『劇トツ×20分2021』初出場初優勝。コロナ禍でもあゆみを止めることなく、福岡の演劇・エンタメシーンにおいて存在感を示している。また、ラジオ番組・映像作品の作成、TV・ラジオ出演、CMナレーション、イベントの主催・参加など、様々な形でコンテンツを発信するクリエイティブな集団である。
万能グローブ ガラパゴスダイナモス「甘い手」公演詳細
日時
2022年4月23日(土)
14:00★
19:00
2022年4月24日(日)
12:00★
17:00
★ アフターイベント あ り
会場
北九州芸術劇場 小劇場
作・演出
川口大樹
出演
椎木樹人、横山祐香里、山﨑瑞穂、柴田伊吹、石井実可子、野間銀智、西山明宏、友田宗大、古賀駿作、脇野紗衣/杉山英美、荒木宏志(劇団ヒロシ軍)、悠乃(劇団トキヲイキル)
料金
- 一般:3,000 円 (当日 500 円増)
- U-25:2,500 円 (25 歳以下・前売のみ取扱・要証明書提示)
- 高校生〔的〕チケット:1,000 円 (枚数限定、劇場窓口・電話/前売のみ取扱、要学生証提示)
*日時指定 ・全席自由
*未就学児入場不可(託児あり/要事前予約)
プレイガイド
一般お問い合わせ
万能グローブ ガラパゴスダイナモス
MAIL:info@galapagos-dynamos.com
TEL:092-732-1688 (スリーオクロック:平日 10:00~18:30)
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