【B2プレーオフ】ライジングゼファー福岡が2連勝でセミファイナル進出、B1昇格へあと2勝

2025年5月4日、北九州市立総合体育館で行われた「りそなグループ B2 PLAYOFFS 2024-25」クォーターファイナル第1戦で、ライジングゼファー福岡が福井ブローウィンズに74対46で勝利し、シリーズ初戦を制しました。

大勢のファンが詰めかけた北九州市立総合体育館

試合は序盤から福岡がペースを握り、ゴール下での優位を活かして着実に得点を重ねました。アンドリュー・ランダル選手とジャスティン・バーレル選手の両ビッグマンが攻守にわたり活躍し、ともに2ケタ得点と2ケタリバウンドを記録するなど、ゴール周辺での存在感を際立たせました。

フリースローを放つアンドリュー・ランダル(#5)

守備でも福岡は終始集中を切らさず、福井の攻撃に対して粘り強く対応。相手のパスやドリブルにプレッシャーをかけ、ミスを誘発しました。ボールを奪ってから素早く切り替える展開が功を奏し、速攻での得点が試合の流れを決定づけました。

存在感抜群のジョシュア・スミス(#8)

一方の福井は、インサイドの要であるローソン選手を欠いた影響もあり、リバウンドでの劣勢を覆すことができませんでした。加えて、3ポイントシュートの成功率も振るわず、得点が伸び悩む結果となりました。

この勝利で福岡はシリーズ1勝を挙げ、B1昇格に向けて有利な立場に立ちました。次の試合は5月5日(日)16時30分から、再び北九州市立総合体育館で行われます。

ライジングゼファー福岡の公式レポート:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000377.000035567.html

ハイライト

— 追記:第2戦も制し、セミファイナル進出決定 —

5月5日に行われたクォーターファイナル第2戦でも、ライジングゼファー福岡が福井ブローウィンズに88対73で勝利し、シリーズを2勝0敗で突破。B1昇格を懸けたセミファイナル進出を決めました。

立ち上がりはやや重く、第1クォーターは19対23と福井にリードを許しましたが、第2クォーターで一気に28対13と盛り返し、前半を47対36で折り返しました。後半も福岡は試合の主導権を渡さず、安定した試合運びで点差を広げました。

この試合では、アンドリュー・ランダル選手が31得点、ジョシュア・スミス選手が18得点と高い決定力を発揮。さらに、谷口光貴選手が第3クォーターに3ポイントシュートを決めるなど、要所で得点を重ねました。

この結果、福岡はシリーズを2勝0敗で突破し、セミファイナル進出を決定。悲願のB1昇格へ、あと2勝に迫りました。対戦相手は富山グラウジーズに決定。セミファイナルは福岡市東区の照葉積水ハウスアリーナで開催されます。日程は以下の通り。

GAME1:5月10日(土)13時05分開始

GAME2:5月11日(日)13時10分開始

GAME3(必要な場合):5月12日(月)19時05分開始

ライジングゼファー福岡の公式レポート:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000376.000035567.html

ハイライト

取材後記

5月4日の試合では、バスケットボールの取材を初めて行いました。北九州市立総合体育館の客席は予想以上に埋まっており、主催者発表によると来場者数は3,527人。実際の体感としては、それ以上の熱気が感じられました。北九州市民が、迫力あるプロバスケットボールの試合を“生”で観戦できた、非常に貴重な一日だったと思います。

場内の雰囲気は、普段取材している野球やサッカー、フットサルなどとは異なる独特の盛り上がりがありました。MCによる演出や音響、演出のテンポ感も印象的で、観客全体が一体となって盛り上がる仕掛けが随所に施されていました。バスケットボールが双方に得点が入りやすい競技であることも、会場の熱を維持し続ける要因のひとつだと感じました。

特に印象に残ったのは、ハーフタイムに行われたスポンサー紹介の演出です。チアリーダーが企業ロゴの入ったパネルを掲げるスタイルで、単なるロゴ掲出を超えた演出効果があり、とても格好よく映っていました。スポンサーにとっても、来場者にとっても価値のある取り組みだと感じました。

一方で、北九州市立総合体育館は公共交通機関でのアクセスが決して良いとは言えず、今後さらに多くの来場者を迎えるためには、この点の改善が求められるとも感じました。