Go Around vol.8 -門司区 白野江-

国内外の有名ブランドのプロモーション撮影などを行っている北九州市在住のプロフォトグラファー、栗山喬さんがコンデジひとつを持って街を歩きシャッターを切る企画「Go Around」。読んだ後、きっとあなたも街に出てちょっと散歩したくなるはず!

どうもこんにちは、北九州在住のフォトグラファーの栗山です。段々と気温も上がりはじめて春が近づいてきた感じですね。早朝から撮影するのも苦にならなくなってきました。

今回は門司区白野江に出かけてみました。天気予報は曇りから雨だったので、降り出す前に撮り終えたいなと思いつつ、まずは青浜海岸側から撮りはじめました。

早朝から海釣りされてる方々が
丘の上に灯台が見えますね
ということで登ってみました。部埼灯台という名前らしいです。
海岸には僧・清虚さんの像が行き交う船を見守ってました

部埼灯台まで登って現場の看板を読んで知ったんですが、かつて部埼周辺は念仏埼と呼ばれ暗礁が多い難所だったそうです。江戸時代に大分県出身の僧・清虚さんが修行に向かう途中にこの難所に差し掛かり、人命を救おうとこの場所で火を焚き続けることに決めました。日中に托鉢で得た糧で焚料を買い、自分は1日1食の生活を亡くなるまで13年間続けたとのこと。なんて立派な方なんでしょう。たまたま灯台まで登ったことで、すごい歴史を知ることが出来ました。

せっかく白野江まで来たので、そこから白野江植物公園に行ってみました。春の花が満開になるのはまだこれからみたいでしたが、早咲きの河津桜とかが見れたので良かったです。

鮮やかな河津桜
曇天に映えるピンク色
雨に濡れた桜の花もいいですね
竹林って静かで心落ち着きます
椿の花
だんだんと雨に濡れた花を探すのが目的になってきました
休憩室がカッコよかったので入ってみました
イベント会場にもなるらしいです
日本家屋ってなんかホッとしますよね
雨の波紋
広場に他の種類の桜も咲いてました
団体入園の方達が増えてきたので、そろそろ帰りましょう

ということで、思いがけず江戸時代の逸話を知ることができたり、早咲きの桜を見ることができて楽しい朝のひとときでした。ぜひ皆さんも一度、門司区白野江へ出かけてみては。それでは、また次の記事でお会いしましょう。

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