北九州下関フェニックス スポンサーインタビュー マーク建設さん

2022年からプロ野球独立リーグ「ヤマエ久野 九州アジアリーグ」に参入した福岡北九州フェニックス(2023年シーズンより北九州下関フェニックス)のスポンサーさんにインタビューしてきました。第2回は八幡西区・マーク建設株式会社さんです。藤木 伸次社長にお話をうかがいました。

右から2人目が藤木社長です。とても温かい雰囲気の会社でした


ーーフェニックスをスポンサードするきっかけをお聞かせください

一昨年(2021年)、北九州市にプロ野球チームができるという話を耳にしました。以前、北九州市はソフトバンクホークス二軍の本拠地誘致に失敗したことを覚えていたので、プロ野球チームが来てくれるなんて信じられませんでした。そこで堀江貴文さんの動画を見てみたのですが、その動画では2021年秋に行われたトライアウトのスポンサーの募集は終了したと流れていました。

弊社は福岡ソフトバンクホークスのスポンサーでした。もしフェニックスから声がかかったら、フェニックスのスポンサーになろうと考えていました。フェニックスからの連絡はありませんでしたが、地元の球団に少しでも協力できたらと思い、私から連絡を入れました。

それ以降、スポンサーとしてさまざまな形で球団に協力しています。他の企業さんの紹介をすることもあります。
私が大好きな北九州に、フェニックスがずっといられるよう協力を続けたいと思っています。

ーーフェニックスのスポンサーになってよかったことはありますか。

野球に関心のある人たちからの信用が増したように思います。
私自身、もともとスポーツチームのスポンサーになるようなキャラクターじゃないんです。でも、北九州市が少しでも良くなればと思い、周りの人を巻き込みながら活動しています。私たちのような中小企業が頑張っているというのを発信することで、フェニックスの発展に寄与することができたらと考えています。そうすることで、力のある大きな企業や北九州市、福岡県などがもっと協力してくれるようになれば、と願っています。

協力ってお金を出すだけじゃないと思うんです。人が動くだけでも街のためになります。自治体がお客さんを動員してくれるだけでも、人が動くので収益が上がり認知度も増すと思うんです。

今季も西岡監督が残留してくれましたが、西岡監督にはずっとフェニックスにいてもらいたいです。いい選手が集まるようになると思いますし、集まった選手たちにNPBへの道も開けてくると思います。そしてさらに、若い選手たちがフェニックスを選んでくれるといいなと思います。

ーーマーク建設さんの事業の話をお聞かせください

マーク建設さんホームページ(タップすると移動します)

建設業のなかでも、古くなった下水道管をリニューアルするという特殊な仕事をしています。
全国の下水道管は作られて20年以上経っているものがたくさんあります。北九州市においては50年を超えた管もあり、少しずつ壊れてきているんです。

これまでの技術だと、地面を掘って下水道管を修復するしかなかったのですが、弊社は管の中にもう1本管を作るという新しい技術を使って修復しています。その特殊技術が認められて、西日本を中心にたくさんお声がけいただいています。

夜間工事が多いし、夏は暑く冬は寒いという環境で仕事をしています。
大変な環境ではありますが、従業員さんに定着してもらうために福利厚生には力を入れています。福岡ドームのスーパーボックスを購入し、いつでも行けるようにしたりもしていました。

今後は、さらに従業員さんの労働環境を整え、もっと給料も上げていきたいと思います。ご興味のある方はご連絡ください。ちなみに今は建設業に加え、Web事業にも力を入れていますのでHPやチラシの依頼がありましたらよろしくお願いします。

以前、何かのテレビ番組で、福岡県で一番住みやすい街が八幡西区の今池(北筑)あたりだという話をしていました。私も住んでいるんですが、この場所は利便性が最高なんです。ここにマーク建設の従業員さんがずらっと住めるようにもっと頑張っていきたいと思います。

ーー社長から見て今の北九州市はいかがでしょうか?

昔から怖い街というイメージを持たれているんですが、私自身は全く怖い思いをしたことがないんですよ。たまに怖い見た目の人もいますが、付き合ってみたらすごくいい人ばかりです。北九州の人はみな温かく、とてもいい街だと思います。

この先、北九州市が「商売したら成功できる街」になるといいですね。九州の玄関口ですし、そのくらいのポテンシャルを持っていると思います。

ーー今後のフェニックスにどんなことを期待しますか?

まずはリーグ優勝を期待しています。そして、「九州アジアリーグ」というリーグ名の通り、アジアに向けて羽ばたいてもらいたいと思います。そうしたら、NPBより遥かに楽しい球団になるのではないでしょうか。また、将来NPBの球団が増えたときに参入する可能性だってゼロじゃないと思っています。

気がかりなのは球場の件です。北九州市民球場は他の団体も使うこともあり、またコスト面を考えても本拠地にするのは難しいかなと思っています。でも、いつかは自前の本拠地、できたらドーム球場ができるといいですね。

勝負事だからどうしても勝ち負けはついてくるんですが、負けて悔しいと思ったお客さんが、また試合を観に来てくれる……フェニックスにはそういうチームになってほしいですね。お客様を第一に考えることがチームのためになり、ひい
ては北九州市のためになり、最終的にはスポンサー企業への還元へとなるのではないでしょうか。

そのためには、フェニックスは認知度をもっと上げる必要があると思っています。今は、いつ、どこで試合をしているかも知られていないのではないでしょうか。2年目はPRや宣伝をもう少し頑張ってもらいたいですね。

球団の若い職員さんたちを見ていると、何とか助けてあげたいという気持ちになります。球団の社長も北九州への思いが強く、一緒に頑張ろうと話しています。お客さんが喜んでフェニックスの試合を見に来るようになり、球団に関わる人たちがいい思いをできるようになる日を心待ちにしています。

私自身は、北九州にはフェニックスという野球チームがあるんだよということを、もっと多くの人に知ってもらえるようこれからも応援していきたいと思います。

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