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生の迫力は段違い!!英国車いすラグビー代表の公開練習をレポート

「ガシャーン!!」と車いす同士が激突する音が。

練習でこんなに激しくぶつかるのなら、試合のときはいったいどのくらいの衝撃なんだろう、と考えました。

ナリシゲ(@nari_104)と申します。

10月11日(金)と12日(土)の2日間、小倉北区の北九州市障害者スポーツセンター アレアスで、英国車いすラグビー代表の公開練習が行われました。

これまで、テレビで何度が車いすラグビーを見たことがあるのですが、そのときの印象は「激しいスポーツだなあ」というもの。

実際に生で見た「激しさ」はこれまでの印象を大きく上回るものでした。

英国車いすラグビー代表の公開練習

筆者が見学したのは10月12日(土)の午前。

会場のアレアス 3階体育館には既に30名ほどの熱心なファンの方たちが駆けつけていました。

そして10時30分に練習開始。

軽い準備運動を終えた後は、車いす同士の衝突を伴う激しい練習に移行。

車いすのスピードと迫力に圧倒されました。

あと、驚いたのはこの車いす。

……いや、「車いす」と呼んで良いのでしょうか。まるで身を守る鎧(よろい)のようであり、攻撃をする武器のようでもあり。

9月16日に行われた「ラグビー・ウェールズ代表の公開練習」に比べますと、広報も少なかったからか、練習を見に来ていた方の数も決して多いとはいえませんでした(もちろん会場のキャパシティの問題もありますが)。

しかし、さまざまなスポーツの代表チームを呼ぶことで、そのチームの選手やスタッフと北九州市(北九州市民)が相互に触れあえることができるというのは、滅多に経験できることではないと思います。

車いすラグビーについて

車いすラグビーとは
車いすに乗って戦うラグビー。
車いす同士のぶつかり合いが許された唯一のパラリンピック競技です。
車いすラグビーは、四肢麻痺者など、比較的、重い障害のある人が競技できるチームスポーツとして考案されました。しかし、その激しさは障害があるとは信じられないほど。ぶつかり合う姿は、ラグビーそのもので、観客を圧倒する力があります。そのあまりの激しさにかつては「マーダーボール(殺人球技)」と呼ばれていた歴史があるほどです。

競技の概要
チーム編成:男女混合の競技で1チームは最大12名で編成され、コート上には4名が出場します。
競技時間:1試合では8分間のピリオドを4回行い、ピリオド間にはインターバルが入ります。
使用するコート:コートはバスケットボールと同じ広さで、攻撃時間など、時間に制限を設けるルールが存在します。ラグビーとは異なり、前方へのパスが認められています。
主なルール
ボールを保持して相手陣のゴールラインを超える等(ラグビーでいうトライ)すると1点が入ります。
オフェンス側ボールを持ってから12秒以内にセンターラインを越えなければなりません。
一度センターラインを越えてからはセンターラインの自陣側にボールを戻してはいけません。
オフェンス側は40秒以内にゴールしなければなりません。
オフェンス側が上記の反則を犯した場合、ボール所有権が相手チームとなり、攻守が入れ替わります。

競技者とクラス分け
ポイント制度とは
障害の程度によって、各選手に持ち点が設定されます。持ち点は、障害が軽いほど点数が高く、重いほど点数が低くなります。コート上の4名の合計点を8点以内で編成することで、障害の軽い選手だけでなく、重い選手にも出場機会が生まれます。 

車いすラグビーは頸椎損傷を中心とする四肢麻痺者のチームスポーツとして始まりました。選手たちは、クラス分けを受け、それぞれ持ち点がつけられます。クラス分けは筋力テストや体幹機能テスト、動作の機能テスト、そして競技観察を実施して決定されます。ここで紹介するのは、それぞれのクラスの特徴や運動能力ですが、あくまで目安です。

クラス3.5
片手でどの位置でもドリブルができ、体幹機能がしっかりしていて、腰をひねるプレーができる。攻守にわたってコートを動き回り、ボール争いに積極的にからむ。

クラス2.0
腕の力で車いすのプッシュが可能。どの方向にもストップ、スタート、ターンができる。プレー中に身体を乗り出すこともあり、弱いパスやキャッチもできる。

クラス0.5
上半身の筋力が弱く、腹筋、背筋の体幹機能がない。車いすのプッシュ時には、頭を上下に揺らしながら前屈みになる。ストップ、スタート、ターンなど車いすの操作では手首から下が使えず、前腕を使用する。手首の力が弱く、ボールのキャッチやパスが難しい。

出典:北九州市ホームページ