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地域メディア・地域ブログの未来

この「キタキュースタイル」が分類される“地域メディア”(および地域ブログ)の未来について考えてみました。

それを踏まえ、「キタキュースタイル」の今後の活動方針を発表いたします。

※この記事においては「地域メディア・地域ブログ」を「地域への貢献を目的とし、特定の地域の情報を発信するWebメディア(Webサイト・ブログ)」と定義して話を進めます。

地域メディア・地域ブログに必要なのは「分かりやすいコンセプト」

私は、地域メディア・地域ブログのコンセプトとしてよく見かける「地域活性化」「地域を盛り上げる」といったコンセプトは好きではありません。

「地域活性化」も「地域を盛り上げる」も大切なことですし、私も会話の中でよく使います。しかし、地域メディア・地域ブログのコンセプトとして掲げるにはあまりに抽象的すぎて不適格ではないでしょうか。「地域活性化」「地域を盛り上げる」と言われても、地域メディア・地域ブログを使って具体的に何をすれば良いのかわかりません。少なくとも、グルメ情報やイベント情報の垂れ流しではないでしょう。

Webメディア「キタキュースタイル」を1年半運営してきた私が考える、地域メディア・地域ブログに最も必要なものは「分かりやすいコンセプト」です。

例えばこんなコンセプト。

地域住民がその地域をもっと好きになる(例:北九州市民が北九州市をもっと好きになる)

コンセプトが分かりやすくなれば、おのずから発信する情報も厳選されます。発信する情報が厳選されれば、その地域メディア・地域ブログが何を目指しているか、はっきりと読者に伝わるはず。応援してくれる人も出てくるでしょう。

もちろん、地域への貢献など考えずに自分が好きな地域情報だけを発信する、という方はそれで良いと思います。そういう地域メディア・地域ブログも面白いですし、結果的に地域貢献しているはずですから。

私がいいたいのは、何となく何かを言った気になる「地域活性化」「地域を盛り上げる」といった抽象的すぎるコンセプトは地域メディア・地域ブログに不要である、ということです。

オンラインのみで一方的に情報発信する危うさ

もし、地域メディア・地域ブログを通して地域に貢献をしたいと考えているのなら、オンラインで一方的に情報発信をし続けるだけでは難しいのではないかと最近強く思います。首都圏でしたらまだしも、地方ではほぼ無理でしょう。

地方出身の方、地方にお住まいの方はお分かりかと思いますが、地方で物事をオンラインだけで完結させるのは無理です。つまり、オンラインだけで地域に貢献することは難しいということ。地域への根回し、対面でのコミュニケーションが不可欠です。

そういった部分を軽視しながら発信するグルメ情報やイベント情報は、地域に全く貢献しない、単なる自己満足の記事にしかなりません。

地域メディア・地域ブログを通して本当に地域貢献したいのなら、今後はオフラインでのコミュニティ活動は不可避です。

キタキュースタイルのコンセプト

キタキュースタイルの現在のコンセプトは「北九州市の魅力を再発見する」「北九州市の関係人口のシビックプライドを高める」の2つで、このコンセプトに沿った記事のみを掲載する方針です。

例えば「北九州市出身者がたまに帰りたいと思うちょうどいい北九州市の魅力」という記事で描かれているのは、北九州市を離れたことで北九州市の魅力に気づく女性の話です。まさに「北九州市の魅力の再発見」です。

[ギラヴァンツ北九州]北九州の中心市街地に、一年ぶり二度目の奇跡が舞い降りた夜。~ギラフェス2018~」という記事では、8月に行われた「ギラフェス(ギラヴァンツサマーフェスティバル・ミクスタ満員大作戦)」の模様を紹介しています。北九州市に本拠を置くJリーグのチーム・ギラヴァンツ北九州を通し、「我が街にプロスポーツチームのある喜び」を北九州市内に住む人、市外に住む人に味わってもらいたいと考えました。

9月15日にNHK-FMで放送された、北九州の角打ちを描いたラジオドラマ「高倉酒店で会いましょう」についても記事化しています。北九州を舞台にしたラジオドラマが全国で放送され、北九州の言葉が電波に乗って聞こえてくる、という滅多にない経験をしてもらいたかったからです。

こういった記事を増やしていくことで、北九州市民にも、北九州市出身者にも、もっと北九州市の魅力を伝えていき、自分が生まれ育った土地に誇りをもってもらいたい、そう考えています。

キタキュースタイルの未来

しかし本当の意味で「北九州市の魅力を再発見する」「北九州市の関係人口のシビックプライドを高める」を実現するためには、やはり“コミュニティ”が必要であると感じています。オフライン重視の北九州市においては。

そこで、Webメディア「キタキュースタイル」運営の一環として、これらのコンセプトに共感してくださる北九州市在住、在勤の方とのコミュニティ活動を計画いたします。オフラインでの活動を行うことで、Webメディアでは伝わらない層とのコミュニケーションを模索します。あまりかっちりとしたものではなく、ゆる~いつながりのコミュニティを目指します。

それに加え、現在北九州市に住んでいない、首都圏在住などの北九州市出身者とのコミュニティとの連携を図ります。

この、北九州市でのコミュニティ活動と北九州市外でのコミュニティ活動を、発信力の高いWebメディア「キタキュースタイル」を軸に有機的に結び付けたいと考えています。

地元に住む人が「東京にいて北九州市の何が分かるんだ」と市外の活動を否定したり、市外の人が「北九州市にいる地元の人間がしっかりしないから」などと考えたり、といったくだらないいがみ合いは不要です。お互い目指しているところは同じです。

このふたつのコミュニティを「キタキュースタイル」が結びつけ、北九州市の魅力を再発見し、北九州市の関係人口のシビックプライドを高めていきたいと思います。

コンセプト・理念を共有できる方とのみ活動していくコミュニティを目指していますので、積極的に規模を大きくする予定はありません。当面はメンバーの公募もしません。

この活動は北九州市に既に存在するであろう、同様の目的を持つコミュニティを否定するものでも、邪魔するものでもありませんが、もしコンセプト・理念が一致するコミュニティがありましたら、何か協力しあえないかお互いに模索していきましょう。状況によっては「キタキュースタイル」という場を提供することも可能です。

Webメディアを中心に据えたこれらのコミュニティ活動は、来年度(2019年度)スタート予定です。